同業(or競合)他社が増えると、お客さんの取合いになるんじゃないかと思われがちだけど、供給サイド(店)が増えると市場の裾野も広がり、需要(お客さん)も増えて、結果的に一時的なブームであろうと、市場が成熟することは良いことで、お客さんが成熟すると、好奇心のある良いお客さんは「で結局、どこが1番良いお店なのか」という追求を各々ではじめてくれるから、結果、その時に、ちゃんとそこに自分達が選ばれるような仕事と存在感を持ってやれているかが全てで、そこに名乗り出れる自信がないなら、その勝負の敗者達はブームが去る頃には淘汰されるかもしれない。僕は少なくとも20年後もここで変わらずにフィナンシェを焼いている自分をイメージしているし、一過性の何かに揺らぐことは全くない。