明日は国際女性デー 。 しかし、普段から何らかの形で女性を差別しているおとこの人たちが、この日だけ、「女性のことをちゃんと考えています」と女性の味方面しても、何の説得力もない。 そもそも、国際女性デーは女性のための日。 なのに、おとこの人が主役になろうとすること自体、この日が設立された意義を無意味にしてしまう。 こういう人たちに限って、ジェンダーバイアスが染みついており、性別ごとの在り方を他者に押し付ける。 「おとこは～」「女は～」と、普段は性別による固定観念に満ちた発言をしているのに、都合のいい時だけ女性のためと振る舞うのは、ミソジニーに取り憑かれた人がよくやることだ。 これは、異性愛者以外を差別している企業や個人が、プライド月間やLGBTQ+の話題が盛り上がる時だけ「ダイバーシティを大切にしています」とアピールし、自身がやった差別から関心を逸らさせるピンクウォッシュと通ずるものがある。 普段からマイクロアグレッションをしている人たちが、国際女性デーの時だけ女性の味方面をするのは、以ての外。 口先だけのジェンダー平等ほど、欺瞞に満ちたものはない。