2025-03-07 05:26
東大阪新聞連載
「悪党の風貌(かお)」―2031.楠木正成挙兵700年―
其ノ弐拾漆㉗
小阪駅前の東大阪新聞社・本社にて3月15日号に向けて校正中
若き琵琶法師「得暗(とくあん)」を伴い、久方ぶりに上洛した観心寺の瀧覚(りゅうかく)は、鎌倉参勤から帰った楠木正成の土産話を聴き、未だ見ぬ由比ヶ浜の一族終焉の地「和田塚」に想いを馳せる。
東北では、後に鎌倉幕府瓦解の端緒となる「安藤氏の乱」の火種が燻るなか、鎌倉で死の床にある楠木正遠は、旧友・長崎高綱(円喜)の計らいで、童女の頃、玉串川の洪水で亡くしたはずの娘・桔梗と再会する。
いままで数多の作家が描かなかった楠木家のルーツを描いた本作の前半クライマックス!是非、ご購読ください
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