2025-03-07 16:51
【不登校だった。行事なんかいけたもんじゃない】
不登校だった時期がある。
行きしぶりから、遅刻と早退を繰り返していたがある日から行かなくなった。
給食だけでも、好きな教科だけでも、イベントだけでも。と担任や副担任、学年主任の先生は声をかけてくれる。
そもそもそんな都合よく教室に入って、腫れ物扱いでクラスに一コマだけでも居るのが嫌だった。
不登校であることを一番気にしているのはきっと自分。みんなの視線が痛いぐらいに突き刺さる。
「3日も行けばみんななれるよ」
その3日が越えられないんだ。珍獣のように好奇の目にさらられるぐらいなら引きこもってたい。
進級と同時に教室に行った。
誰とも関係を作りたくないからずっと伏せてた。
誰とも喋らなかった。
行事だけでも。と親御さんの気持ちはわかる
卒業式で子どもの姿を見たいのもわかる。
それはあの視線に晒されない側の願いなんだと思う
進級して登校できるようになった私は卒業式を迎えた。そこにはずっと姿を見たことない名簿だけのクラスメイトがいた。
ザワつく教室。あの子誰?という空気
居た堪れなくて私はその子の顔を見ることができずずっと下を向いていた