2025-03-08 11:42
「30年目の私たち」@兵庫県立美術館
シリアル番号3の招待券を手にようやく。
ひとつひとつに極じっくりと向き合う次女。長男は「なんで壊れてるんだろ」「あれなに?」「見てー」とささやき感じ取る、ぎゅっと手をつなぐ。
そうだった。
生きてくために忘れてたけど、鮮明に覚えてた、再会も。
スタッフさんに感謝を伝えたあと、あのとき生まれてもいなかった次女の言葉。
「楽しかった!丸だと思ってたことがこっちの方から見方変えたら丸じゃなくって、なんか楕円っぽかったりもして、重なってたりもしてた。いろいろ想像したりもした」。父としてはこれで十分に嬉しかった。
長男は「走り回りたい!」とのことだったのでなぎさ公園でバッテリー切れるまでやりたい放題遊ばしてやった。生きてるからこその非日常なような日常のひとコマを重ねて。
あのときには描けなかったそれぞれの30年目。
親子で、やって来れて良かった。