勝海舟先生のお言葉を確認しながら、やはり侍は常に命の終わりを意識しているからこそ、生きる覚悟が違ったのだなぁ、と私設担当編集者のなっちゃんに連絡。彼女には文章チェックだけではなく、自分の考えや思いつきを日々投げて、「どう思う？」と、もはやスパーリングパートナー状態。なっちゃんからの同意を得ると、迷いなく前進できるから不思議です。「終わりの覚悟」は、ひとを強く輝かせるものなのでは？と話は発展。例えばハリウッド女優の寿命は、ひと昔前は40歳といわれたわけだけれど、ジュリアン・ムーア（63歳）の『ザ ・ルーム ・ネクスト・ドア』、ニコール・キッド・マン（57歳）の『ベイビーガール』、デミー・ムーア（62歳）の『サブスタンス』、アンジェリーナ・ジョリー（49歳）の『マリア』など、今年の話題作の主役は、大人の女たちが目白押し。「あと何年現役？」、「あと何年元気？」、この「あと何年」スイッチは、常に死の危険が側にあった侍の時代から、今を濃く生きようとさせる、生き様スイッチともいえる。あ！レネー・ゼルウィガー（55歳）の『ブリジット・ジョーンズの日記4』も４月日本公開。日記のプロとしては見届けねば🤭