2025-02-17 23:56
<訴訟案件その3>
「4倍の家賃」
法律に詳しくなくても、不動産にちょっと明るい人ならば「いくらなんでも無理がある。そんな非常識が通るわけないだろう」と思うでしょう。
私としては、元々がそんなに高い家賃ではなかったので、現実的な額であれば飲んでもいいと考えておりました。
「高い家賃ではない」と言っても地域の相場が安いだけで、特別格安という訳でもないのですが。
ただし、いくらなんでも4倍は「わかりました」と言える額ではありません。
実は大家の新経営体制の方針で、うちだけではなく周りのテナントも、軒並み驚くような値上げを迫られていたようです。
法的にはお互いの同意や正当性がなければ簡単に賃上げはできません。
でもそこは田舎。
今だに「大家がいうことが絶対。店子は大家に逆らっていけない」という風潮もあり、今回の私のように脅かされて、ほぼ皆さん泣き寝入りしたようです。
大家は「間も無く役員ではなくなるので決める権限がない」というので、それならば次期社長と話がしたいとお願いしますが「新社長は話し合いはしないと言っている。値段交渉をするならそっちも弁護士を立てろ」と一蹴されます。