良い作品が売れるとは限らない、というのは誰しも分かっているだろうが、もっと大切な事実がある。 それは「面白くない作品でも集客できる」、という事実。 創作者にとっては認めたくない事実だが、それは仕方がない。 芸能ビジネスの悲しいところで、結局蓋を開けるまでその作品が良いかどうかなんかわからない、ということ。 ただ、バズを生むには作品性が必要で、初見の人だけでなく、リピーターや口コミで広がりを見せる必要がある。 ここでようやく作品性が必要になる。 つまり「興業の特性」を考えると、初期集客は出演者の単純な集客力、その後の持続性や次回作等の展開に作品性が必要になる。 この構造をしっかり理解すると見えてくるものがある。 もちろん、実力も集客もどちらもあるほうが良いが、そんなスーパーマンはなかなかいない。 だから、実力はあるが集客力がない人も、集客力はあるが実力はまだ途上の人も、お互いに感謝して尊敬しあって作品作りをしましょう