美容医療の論文について 論文にはインパクトファクターと言って学術雑誌に掲載された論文がどれだけ引用されたかの指標があります。 引用されると言う事はそれだけ影響力がある論文を掲載する雑誌もして評価されその雑誌に掲載される事が研究者にとって名誉となります。 最近は、その他の指標も出てきてますが、まだまだインパクトファクターは論文を評価するのにわかりやすい指標です。 そんな中、美容医療についてはインパクトファクターが低く真っ当に評価されてる論文は少ないのが現状です。 なぜかと言うと、美容医療の場合は製薬会社や医療機器メーカーが主導して自社に有利になる結語となっており、そもそも論文自体の信憑性が薄いものが数多く出回ってます。 整形外科時代、慢性疼痛にPDRNが奏功するとの論文を読み、これは画期的だとリジュランの製造元を訪問した事があります。様々な論文を見せられ、エビデンスがあると熱心に説明されました。 それから7年、どうでしょうか。PDRNを使った膝治療を行ってる医療機関は皆無です。 このように、自由診療分野、美容医療の論文は企業宣伝の為のものが本当に多いです。