2025-02-20 07:12
「禍福は糾える縄の如し」とは、
幸福と不幸は交互にやってくることを意味するたとえです。
災禍と幸福が表裏一体であることを示していて、一時の状況に一喜一憂しても仕方がないという意味です。
けれど、僕はその考えに対して独自の視点を持っています。「禍」と「福」は単に交互に訪れるのではなく、福を手に入れたとしても、それ以上に大きな禍が絡みつき、飲み込まれていくような感覚を抱きます。希望を掴もうとしても、常に苦しみの波に引き戻される運命を感じることがあるのです。
さらに、自分の「福」が他人にとっての「禍」であること。
つまり、一本の福を辿る中で、その福が他人の福に絡みつき、他人の福を自分の禍で飲み込んでしまうという現実が存在するということです。
このように、禍と福は密接に絡み合い、人生の中での苦しみや幸福がいかに複雑であるかを考えさせられます。
備忘録