2025-02-20 09:15
悲しみの環境が当たり前だったお子さん。
事件を知った。この子の日常の一部だった。一時保護になり、いろんな経緯で、また学校に行ける事になった。けど、早く家庭に帰りたいと。
節度と思いやりがあり、普通に人から好かれ、真面目さと面白い所や閃きセンスもあり、かわいい子。ちょっと仲良しだった(つもり)。(もっと話したい素敵な要素も周辺の事も伏せる)
事件の周辺で関わる皆が心配していたが、本人はケロッとしていた。家庭は原因の大人が排除され、その子は戻っていったのだが、遠くの上級学校に行くため、家を出た。弟妹があり、聞こえたのはまだ残っている家庭の問題。
ケロッとしていたあの子、大人になりながら、この件で苦しまされる事が無いだろうか?孤独より辛い事があるとしたら、自分が得体の知れない過去に飲み込まれてしまう時だろう。
あの子も私も、もう知っている。本当に頼る事、本当に頼られる事は無い。そして、自分だけの孤独。
良くも悪くもかけがえのない親の存在の絶対。その子が知ってしまった密室の悲しみを、私は充分理解できないと、その子も知っている。