藤野千夜著『また団地のふたり』読了。 図書館から順番が回ってくるのを心待ちににしていたこちら。 やっぱり面白かった！ 奈津子とノエチ、50代の2人の日常が手に取るように伝わってきて、ゆるーい感じが心地よい。 おいしそうなもの、（レシピまで！）マニアックだけれど面白そうな映画、懐かしいもの……とにかく盛りだくさん。 遠慮はないけど、決して傷付け合わない人間関係も、この本の心地よさの秘訣かな。 奈津子とノエチは、どちらも安定とは無縁の状況にあるはずなのに、「こんなふうに暮らせたら楽しいだろうなぁ」と憧れてしまう。 『またまた団地のふたり』なんて続編があったらいいのに。 とにかく続編はありそうな終わり方だと思った。 ソラちゃんの絵本も気になるし。 読書