2025-02-23 08:08
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玉山拓郎:FLOOR
国内屈指の端正な空間設計とそれを
包み込む谷口吉生による美しい建築
もちまえの圧倒的な企画力と比類の
ない濃密なコレクション群が魅力の
豊田市美術館
現在開催中の「玉山拓郎:FLOOR」は
これまでのどの企画展よりも衝撃的で
「これを観ずしてこの世は去れない」と
いいたくなるほどのもの
2〜3階にわたる5つの展示室に、たった
ひとつのインスタレーションを配置すると
いう大胆な試み
目の前に出現する超巨大な構造物が
美術館内に貫入していてこの物体による
空間の変容そのものが『作品』
「作家が美しい建築空間にどう向きあい
解釈したのかがみどころで、建物との対
話と建築家へのリスペクト、そして光が
鍵となる」と館長
そのことば通り自然光が構造物に入り込み
刻一刻と空間の表情が微妙に変化し美しい
企画を担当した学芸員の鈴木俊晴は
「作品数や情報量の多さとは違うところで
勝負できる何かがあるのではないか」と
この作品では床が本来の位置からはなれ
鑑賞者の視点や撮影の位置によって天地が
逆転するような錯覚を生む…
(全文はinstagramで)