一つ前の投稿の少年の話、 たくさんの温かいお言葉をありがとうございました。 実は今日、 その少年が再び足を運んでくださいました。 お母様を連れて。 "すごく美味しい珈琲があるからって。 本当癒されるんよ〜って言ってて。 なので、今日お休みの日に一緒に来させていただきました"と。 彼からは一人で来た時とまた違うソワソワ感を感じ、微笑ましかったです。 その彼、持ってきていた携帯の画面を確認した後カウンターへ。 "珈琲の豆を挽くミル？っていうものは、どんなのが良いですか？"と。 これを尋ねようとメモをしてきていたのかな？ と考えたら居ても立ってもいられず、 僕は、使っている手挽きのミルを引っ張り出し、彼に手渡しました。 彼もお母様もびっくりされていましたが、 僕は彼に使って欲しかった、それだけでした。 "これ、一生使います" 決して高くないそのミルは、 何にも変え難い価値へと変わった瞬間でした。 そして夜、お母様よりメッセージが届きました。