引っ越す前のマンションから保育園に通う道に建設中のマンションがあった。 長男は誰彼構わず挨拶する子でそのマンションの警備員のおじさんに毎日挨拶していた。 (ちなみに挨拶は”こんにちは”か”ご苦労様です”の二択) ちょうど信号の真ん前のマンションで、信号待ちの間短い会話も交わすようになった。 あるとき、長男がいつものように「ご苦労様でーす！」と元気よく挨拶したあとに続けて「だいぶ出来てきたねぇ！」と。おじさんはそうですねぇと笑っていた。 またある日は「暑い中ご苦労さまね！」と家を出る前に珍しくねだられて買った麦茶のペットボトルを差し出していた。 私も息子が毎日何を言うのか楽しみになってきて見守っていたけど、ついにマンションが完成間近になり土日を挟んだらおじさんは来なくなっていた。 「挨拶もしないで行っちゃうなんて…」と落ち込んでいた息子だったけど、そんなおじさんの事も忘れ始めた数ヶ月後。 なんとあのおじさんがマンションの管理人さんになっていた！ なんと警備員を辞めてマンションの管理人になるため研修を受けていたそう。 なので最近わざわざ遠回りして保育園に行ってます。