2025-03-04 13:58
もう数日前の話です。心身ともに力が出ず寒い寒いと閉じこもっていて、その後やっと暖かい日が続き、気がついてみたら梅が咲いていました。枝葉の時は目もくれずおよそじゃけんに扱っているのに、花が咲いたときだけやれ綺麗だの愛しいの雨が降っては可哀想と、ちやほやしております。
とはいえ、若い時には何の花が咲こうと気にもしなかったのに、梅の開花を待つようになっては人生いよいよという感じです。小説家・奥泉光先生の「石の来歴」の中に「趣味は植物から鉱物に至る」というようなことが書いてありました。私が石の話をはじめたら「至っちゃた」ということです。それにしても、執筆時先生は30代だったのに、爺むさいことを書いたもんだと笑
あ、そうだ、と思って古梅に宿ったマンリョウを見に行きました。梅の木の又の窪地に種が落ちたものが、かなり大きくなって葉も茂っていました。なんだか活け花みたいで面白い。マンリョウは梅にに家賃を請求されているのでしょうか。人間はそろそろ家賃を請求されてるみたいです。