2025-03-04 08:11
ジャスペンアウトプット
腸内環境に基づく層別化医療・ヘルスケアの現状と未来
演者:福田 真嗣
慶應義塾大学先端生命科学研究所、順天堂大学大学院医学研究科、神奈川県立産業技術総合研究所、筑波大学医学医療系、株式会社メタジェン
Bacteroides infodrmis(バクテロイデス・ユニフォルミス)は腸内フローラに存在し、食物繊維を発酵させて短鎖脂肪酸を生成します。この細菌は腸内環境の健全化や免疫機能の向上に貢献し、腸内フローラのバランスを保つことが分かった。しかし、人体では摂取の安全性は未確認なため、この菌のエサを臨床実験として使用した
今回は、アマニニグナンを試験しましたが、亜麻仁系成分が不安定であるため、安定剤として環状オリゴ糖(α-シクロデキストリン)を使用した。興味深いことに、環状オリゴ糖単体でも腸内細菌に良い影響を与えることが確認された。
環状オリゴ糖の少量摂取200mgは、腸内環境の改善、血中コレステロール値の低下、血糖値の上昇抑制などに効果があり、持久力向上や疲労感の軽減にも期待できる成分となる可能性があることがわかった。