今から二十数年前。 高校生の当時、学校の可愛い子は みんなベージュのカーディガンを着ていました。 いや、ベージュのカーディガンの着ていた子はみんな可愛かった、が正しいかもしれません。 もちろんベージュ以外の色を着ている可愛い子もいたはずなんですが 私の思い込みが強かったせいか記憶になく。 ひるなかの流星のゆゆかちゃんとか 矢野くんの普通の日々の泉ちゃんとか かわいいと扱われるキャラは、みんな髪の毛が白抜き。 いつだってみんな、茶色の髪の毛で ベージュのカーディガンを着てそう。 だから私の中の 『かわいい＝ベージュを着ている子』 だったわけです。 だからベージュを着たいとずっと思ってましたが 手に取ろうとするたびに どうにもこうにも相性が悪い気がする。 なんとなく生理的に好きじゃない。 今だとぴったりの言葉があります 「波長が合わない」 当時は、それは私が可愛くないからなのね。 という発想になっていたわけです。 それからというのも自分を蔑むしかしない。 続く。 自分が嫌い