2025-03-10 05:37
はじめアルゴリズム 三原和人 ⭐️⭐️⭐️⭐️
天才的な数学の才能を持つ少年が、数学者と出会って世界を広げていくお話。
数学に苦手意識があるもので、導き出された数式の意味や、それがどう凄いかよくわからなかったのだけど😅
主人公がのほほんとしているので、数学がまるでアートのような感覚で語られるのに親しみを感じた。
天才達のお話は、常人からは理解出来ない感覚や、物の見方が描かれているのだけど、自然界の物と数学との結びつき、人との関係性の中での数学との繋がりなど、自分の見える世界を解こうとする。その探究心と、イキイキと数式で遊べる知性に、そこにシビれる!あこがれるゥ!と思ってしまった。
また、数学沼で苦悩する数学者達も描かれているので、決して好きだからといって安易に進める道ではないリアルさも同時に描かれていた。
まず、こんな話を作り出してしまう作者さんの博識さに感動してしまう。数学を専攻されていたのか?はたまた凄まじい取材をされたのか?
こうした学ぶ事への探究心や興味関心を誘ってくれるような作品は良いなと思う。
意味はわからないとしても、ぜひ子供にも読ませたい作品だなぁと思った。
#読んだ漫画