3月11日 14年前のあの日、あの時の私の場合。 能天気に自分のおやつを買うためにお散歩に出たところでした。 当時、白いどら焼みたいなパンにハマっててそれが買いたくて。 セブンに入ってパン売り場に行くまでにざーっと店内を見るんだけど、真ん中のお酒が陳列してある列を歩き始めた時に揺れ始めました。 最初は立ちくらみかな？いや、揺れてるわ～くらいだったのがあっという間に笑えない揺れになり、坂瓶がいくつも倒れて割れていきました。 目の前で起きているのに、ニュース映像を見ているようで、全く現実味がなかったのを覚えています。 セブンのレジのおばちゃんの悲鳴が響き渡って、逃げなきゃ！と我にかえったものの、足元は悪いし揺れてるし、なんと私は生後半年の娘を抱いていたので娘に何も当たらないように抱えつつ棚のはじにつかまっていて歩き出せずにいました。 どうしよう歩けない、と思っていたところ見知らぬ制服を着た男の子が手を引いて店の外まで連れ出してくれました。 全くの見知らぬ男の子です。 ありがとう、とは言えたと思うけどパニックで名前も学校も聞けませんでした。 続く