東日本大震災が起きた同年に、長期休暇で2週間モルジブに行くことが決まっていて予定通りに行った。 モルジブも震災後に日本に義援金や観光以外の貴重な外貨獲得手段である大量のツナの缶詰を被災地に提供してくれていたことはご存知でしょうか？ またモルジブもかつて、スマトラ島沖地震による津波の被害（当時はタイのプーケット島の被害ばかりがクローズアップされていましたが）を一部被っていたことはご存知でしょうか？ チェックアウト前日に宿泊者の記念ノートみたいなものがあり、上記についてのお礼を書き伝えた。 ホテルのオーナーはモルジブ人ではない。だけど働いてる人達の中にはモルジブ人もいる。 滞在中、スタッフや他の宿泊者から「どこから？」の問いに「日本」と応えると「Oh！あなたは津波大丈夫だった？」と必ず問い返されるほど、世界中にとっても衝撃的な映像だっただろう。 滞在中は毎日海を前に「普段穏やかで癒されるこの海がある日突然、自然災害によって牙を剥くことにもなるんだな…」と、癒しと一瞬身震いする恐怖の入り混じった複雑な気持ちになったことも否めない。 震災や津波の犠牲となった方々のご冥福をお祈りいたします。