2025-03-11 00:17
自分が若い頃に悩んだのが、自由に描いた結果「描いてしまう(結局そうなってしまう)絵」が、自由に描いているのだから「描きたい絵」なのかどうかという問題です。どうしても滲み出てしまう、スタイルを変えても残ってしまう何かが、自分が好きか否かに関わりなく個性だという前提をどう捉えるか。
ここの不一致に問題を抱えているとき、そこには生き方や価値観など、人生そのものの問題が大きく関わっているように思います。そして、違和感の原因を少しずつ自分なりに言語化しながら制作も続ける。そういう過程を経ながら少しずつ調和していくもののように思います。