夕方のテレビのニュースで綾里地区の避難指示が解除され、自宅に戻った方が「地域の知り合いの家が柱一本も残らず焼けてしまい、自分の家は被害を免れたが、良かったとは思えない」と涙ながらに話していました。 震災で自宅が被災した自分も、家が被災しなかった知り合いに同じようなことを言われたのを今でも覚えています。 紙一重でたまたま被害を免れただけで、避難している間、家を失うんじゃないかと気が気でなかったと思います。むしろ、絶望感しかなかったかと。 また、小さい地域で助け合いながら暮らしているからこそ、他人事とは思えませんし、自分がよければそれでイイとはならないのです…。