震災遺構。気仙沼水産高校。 高校の校舎から海を見て、ここまで津波が来たのかと信じられなくなる。 あの穏やかな海があの日沿岸部を飲み込んだ。 生き残された私たちは、それぞれがやるせない気持ちを抱えながら生きていく。 能登に救護で行った時、3.11があったから、私たちは高台まですぐ逃げたんだよと被災者の方が話してくれた。 たくさんの人達が亡くなり、早く逃げたら助かった命もあたっただろうといつも悔しくなるが、3.11の悲惨な災害があったから、能登で助かった命もあったのだと、知ることができた。 各地の災害によって各々受けた体と心の傷が、一日も早く癒える事を祈りたい。 そして災害はいつどこで起こるか分からないから、それぞれの災害を教訓として備えて欲しい。