2025-03-11 23:30
日本では、国際女性デー が「女性が自分の生きたいように生きることを考える日」などと紹介されることが多いが、これは大衆が国際女性デーを誤認識する原因になっていると言わざるを得ない。
例えば、この日になると、普段からマイクロアグレッションをしているおとこの人が、「女性は素晴らしい存在。女性を大切にしよう」などと、「女性の美しさ」や「女性が本来持っている強さ」などを語り、結局のところ「らしさの押し付け」をしている人たちがいる。
「らしさ」に苦しんでる女性がいるのに、全く真逆のことしているのだ。
これでは、国際女性デーの本来の意義を歪める行為でしかない。
国際女性デーの目的は、女性に対する性暴力や差別を考え、フェミニズムを侵害している社会的な問題をなくし、女性がセックス・ポジティブに生きられる世界を目指すために、一人一人が何ができるかを考えることだ。
そもそも国際女性デーは、女性の労働環境の劣悪さや、参政権を求めて闘った女性たちの歴史に基づいて設立されたもの。
その歴史を理解していれば、今を生きる女性たちに違和感を与えるような行動を取ることはないはずだ。