あの時のことを未だに親に詳しく聞けずにいます。 お辛かったですね…言葉にできません… 私はその時丁度、シンガポールに研修旅行へ行った当日でした。 まさか自分の住んでいた街ごとなくなるとも思わず。教員に電話代は学校が持つから繋がるまでかけ続けて！と言われました。 ケータイも固定電話も繋がらない。ああ、基地局ごと流された。と悟りました。そこからは親戚に連絡し、続報を待ちました。 あの防災庁舎に逃げてなきゃ良いな。 公立病院の屋上なら助かるかな？ 弟は中学校から帰宅してなければ良いな。父親は歌津の方の仕事だから山にいれば良いな。 そんな思いで、記憶の残らないシンガポールを過ごし、帰国。 日本人だから旅行中色々貰えて得した！地震ラッキー！何て言う同期生に言いようもない怒りを覚えました。 東京からの高速バスを探し、震災後初めて帰った実家は基礎だけ。そして、海は恐ろしい位に綺麗で静かでした。