ワシの本業は編集・ライターでし。雑誌や書籍のお編集さんをやっております(その割には誤字脱字が多く、文書がヘタというのはおいといて)。子どものころから本が好きで好きで図書館に入り浸り、図書館はパラダイスじゃと思っていたんじゃけど、今やちょっと憎くい存在になっておる。 読みたいなーと思った新刊本、気になる作家の過去作など、何でも気軽に借りて読める。図書館にない本でもリクエストすれば手にすることができる。素晴らしいよね。 でもね。みんながみんな図書館で本を借りて読んじゃうと、本の売りあげにならない。 何万回読まれようと、著者にも出版社にもお金は入らない。 世の中、本が全然売れておらんの。誰かが買ってくれなければ、本はどんどん作られなくなってしまう。 大人で、ある程度お財布に余裕があって、本が大好きというのなら。図書館で借りてまで読むほど本が好きなら。ときには本を買って欲しい。出来れば町の本屋さんで。著者や出版社、本屋さんを応援するつもりで。 北欧のどこかの国では、図書館の貸し出し数によって著者へインセンティブが支払われるのだとか。日本もそうなったらいいのになあ。