2025-03-12 14:38
先日ペットショップに友達が誘ってくれて、犬を見た。
好きだし可愛いけど、心動くことはなかった。
ライが天国行ったのは2016年のこと。
ライは、雑種の茶色いハウンド犬で、草むらなんかピョンコピョンコ跳ぶし、
走るのも早かった。
でも雷が苦手。花火も大嫌い。
川で爆竹が鳴って1人で走り出していなくなった時は肝を冷やしたなぁ。
家に帰ったら戻っててびっくり。
前夫が天に召された時、わたしの家族は
ライだけになった。
ライと一緒に車で旅をした。
東京から山中湖。八ヶ岳。大阪まで帰省もした。
ライはいつも助手席で丸まって寝て、SAで散歩して。
2人だけで心細くも楽しい旅だった。
ライは肝臓を悪くして、命危ないって言われたけど、それから2年も生きた。
最後は、食欲なくて、ガツガツ食べようするけど、飲み込むことができなかった。
わたしのことが心配でなんとか生きようとしてくれてたんだと思う。
いまの夫が家に泊まるようになったのを見届けてから、ライは天に旅立った。
あれから犬を飼おうと思ったことはない。わたしの生涯で一緒に生きた犬は、たった1匹だった。
偉大な1匹だった。