2025-03-12 15:14
東日本大震災
普段は旦那の愚痴ばっかりですが、今日は私の父の話です。
私の父はヘリコプターのパイロットで、某消防局に所属しておりました。
もう退職しておりますが。
3.11の地震の瞬間はフライトしており、地震に気が付かなかったそう。
無線で緊急の呼び戻しがあり、基地に戻ると地震の救助の為にすぐに現地へ向かうよう指示がでた。
本当にワンクッション地上に降りただけで、地震の規模などの詳細も知らされず、本当に最低限の荷物だけ持って出動したそうだ。
上空から見る被災地の姿は想像を絶するものだった。
父は岩手の生まれ育ちで、生まれ故郷の変わり果てた様子に絶句した。
現地に到着し、自衛隊や各消防や警察などが一手に集まっていたそうだが、第一陣として急いで出てきた父の隊は防寒具なども最低限だった。
自衛隊が被災者の方達と自分達用に温かい食べ物の炊き出しをしていたが、消防や警察には配られず、冷え切ったおにぎりだった。
それでもみんな、もっと寒い思いや苦しい思いをしている人がたくさんいると、必死に鼓舞していたそう。
震災から数日後、とあるお偉いさんが視察をしたいと言っているので戻ってこいとの指令が。