2025-03-13 18:20
〜生誕120年 宮脇綾子の芸術に
45年ぶりに触れて〜
ひと言で表すなら、アップリケの手法を芸術の域に高めた造形作家?!
モチーフは野菜、果物、魚など、主に台所にある身近な物たち。
鋭い観察力と写実力、高いデザイン性と遊び心、そして主婦の視点を大切に制作された、そんな作品たちを目の前にして、以前、同じ感動を覚えたことを思い出していました。
「私の部屋」の編集者だった私が、宮脇綾子さんを最初に知ったのは、建築家の宮脇壇(まゆみ)さんの母としてでした。
その後、「家庭画報」の誌面などで、"アップリケ"作品を目にして、その見事な作風に心を動かされたのです。
ハンドメイド誌に携った私にとって、以来、宮脇綾子の名は忘れられないものとなりました。
あれから45年ほど経って観賞した本展、全153点の作品の一つ一つに圧倒され、ため息の連続でした。
生誕120年 宮脇綾子の芸術
見た、切った、貼った
3月16日(日)最終日
東京ステーションギャラリーにて開催