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2025-03-14 00:45
幾度となくみんなでメンヘラについて話している場面を見かける。 メンヘラとの付き合いを経験したことがない仲間と、そういう話をしたこともあった。 でも、僕が経験からメンヘラを定義付けるときに最も重要だと思うことが、いつも話題に出てこない。 だから、一度ちゃんと書いてみようと思う。 彼女と話していると、いつも同じ場所にたどり着く。こちらが彼女との関係やその時点での問題について話しているつもりでも、彼女はこちらの中に何か別のものを見る。彼女と彼女の親との、どこか歪んだ関係を、こちらの中に投影してしまうんだ。たとえば、彼女が子供の頃、ある事故の後(詳細は省略)父親が不在に近いものだったことや、母親が過剰に干渉してきたことを思いだしこちらとの会話の中に持ち込んだりする。まるで、こちらがその不在の父親であり、過干渉の母親であるかのように。 こちらにはどうすることもできない。彼女の親子関係は、こちらの手の届かない場所にある。それでも、こちらはなんとかしようとする。彼女との関係を、少しでもまっすぐなものにしたいと願って、言葉を選び、時間を割き、ときには沈黙を耐える。でも
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鷺ノ宮swing (なんとかの宮swing )駅前0分
nantokanomiya_swing
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それはいつも空回りする。彼女が抱える問題の根本は こちらには解決できないのだから。彼女の過去やトラウマは、こちらの努力をすり抜け、こちらを疲弊させる。 そして、彼女もまた疲れている。彼女はこちらに投影することで、自分の中の痛みを一時的に手放そうとしているのかもしれない。でもそれは一時的な逃避にすぎず、結局、彼女自身の問題は解決されないままだ。こちらが疲れ果てるのと同じように、彼女もまた疲れ果てている。お互いが疲弊するこのパターンは、何度も繰り返される。そして壊れていく。 心理学の本を読んだことがある。そこには「転移」や「境界線の曖昧さ」といった言葉が出てきた。彼女がこちらに投影するのは、彼女が自分自身の問題と他者との関係を区別できないからだ、と書いてあった。境界線が曖昧なまま、彼女は自分の過去をこちらに持ち込み、こちらはそれを受け止める。だが、受け止めたところで、どうすることもできない。こちらにできるのは、せいぜいその重さを一時的に預かることだけだ。そして、その重さは、こちらを少しずつ削っていく。