80年代後半のホラー映画ファンやビデオコレクターの間で、時折話題に上るマウントライト光山某氏。私は個人的に面識はなく、伝え聞いた話しか知らないため深く語ることはできない。しかし、彼は80年代の時点で現在のコレクター仕様の原型ともいえる、完全版やワイドスクリーン等のプリントを完璧な状態でリリースしていた。また、多くの知られざる作品が世に出る機会を得た。ある意味、単なる噂話に尾ひれをつけて笑いものにするのは少し違うのではないかと感じる。時々、彼らがリリースしたビデオソフトがオークションで数十万円の値を付けて話題になることがあったが、多くは海外のコレクターが落札しており、実は昔、私が個人的にビデオのトレードや販売をしていた人達もいる。何年か前、友人限定で自分のFacebookに、光山氏やmimiビデオの仲雅美氏、ウェストケープコーポレーションの西崎義展氏についてビデオバブル期の話と絡めながら英語で紹介したことがあった。特に光山氏や西崎氏に関してはスキャンダラスな話も多かったため、かなり関心を持って読まれた。時間ができたら取材をして、ドキュメンタリーでも作ってみたら面白いかもしれない。