2025-03-14 14:07
父は、身体の不自由な母を支えることが生き甲斐のようなところがあった。
母の通院やリバビリの予定をカレンダーに書き込み、病院や買い物に連れて行き、母が気まぐれにフルーツが食べたいと言えば買いに行き。母の薬やリハビリパンツの管理も、私の出る幕がないほど積極的にやってくれていた。
その母がいなくなり、父はぼんやりと時間を過ごすことが多くなった。
今でも買い物は積極的に行ってくれてフルーツやらお菓子やらを買ってきては母にあげているし、仏壇周りの掃除も毎日欠かさない。
でも、母がいた頃のような活き活きとした姿は見られない。
75歳。このまま老け込んでしまうのが心配で何か趣味を見つけてほしいと思うけれど、母の仏壇の傍が一番落ち着くのもよくわかる。私もそうだから。
父も私も少しずつ前進できたらいいなと思う毎日。