2025-03-15 01:56
タスクを片付けても、疲労感は抜けなかった。気分も沈んだままだった。だから僕はカラオケに行き、4時間叫んだ。意味があるのかは分からない。でも、そうするしかなかった。
店を出ると、駐車券を買い忘れていたことに気づいた。フロントガラスには無断駐車の張り紙。僕は新しく駐車券を買った。それを見て、自転車の老人がふらりと現れ、そして去った。
帰り道、たまったLINEを開く。変わらぬ言葉、変わらぬやりとり。結局、カラオケなんて何の意味もなかった。世界は何も変わらず、僕は相変わらず死んだ魚のような目をして、「死ねばいいのに」と繰り返していた。