2025-03-16 03:52
★カズオ・イシグロ「遠い山なみの光(早川epi文庫版)」における「〜しかない」の多さについて考える。第3回★
P57より。原書ではAside from the stove, an old hanging lantern Sachiko had lit provided the only source of light, とあります。ボクなら「・・・をおこした。」に続けて「火鉢の他は、佐知子が火を入れた古い提灯のみが光源だったので、」とします。ボクの訳の酷さはともかくとしても、少なくとも「〜しかない」をことさらのように使う必要はまったく無い、と考えます。