2025-03-16 04:23
不倫の行末③
あれよあれよと彼女の離婚が決まった。
同窓会から1年もたってないと思う。本当にあっという間だった。
まだ未就学の子供達の親権は彼女がもった。
ある日、彼女と子供達と私の4人で買い物に行った。
車の中で彼女が上の子にすごく冷たい言い方をした。子煩悩な彼女からは想像できない突き放したような言い方でびっくりした。
その時の彼女の言葉が今でも忘れられない。
「彼が(不倫相手の同級生)さ、こいつのことはいらないって言ってんだよ」
はぁぁ?
彼女がこいつと言ったのは上の子のことだ。不倫相手はある程度物事がわかってきている上の子を捨てるなら、彼女と結婚してやってもいいと言っていると。
彼女はそれがどんなに残酷な条件であるか気がついていない。その不倫相手の同級生がどんどん本性を表しているかも気がついていなかった。
気がついていたけど、見たくなかったのかもしれない。
つづく