猫心臓肥大 だが、泣いてばかりもいられない、とにかく今出来る事をしなければ リリの担当医からは、下肢の不動や突然死で、はじめて疾患が見つかる事もある、まずは肺に溜まった水が薬で抜けるかどうか、薬で抜けなければ、突然死を覚悟で麻酔をかけ、肺に針を刺して水を抜くしかないと言われ、利尿剤の注射と投薬が始まった 家に戻りリリの呼吸数を数えると、一分間に43回、これじゃ溺れているのとおんなじだ、苦しかったに決まってるのに、どうして気付かなかったんだろう、食欲があったから、元気に遊んでいたから？私の体調が悪いから？そんなのは言い訳にしかならない、私がリリの助けてを見逃した、私は私が大嫌いだ でも、私が私を嫌いでも、リリは私を好きでいてくれる。粉末にした利尿剤をチュールと混ぜてあげると、綺麗に食べて、ありがとうのすりすりをしてくれる、食欲はなかなか戻らなかったけれど、二週間後、リリの呼吸数が平常に近くなり、利尿剤の量は減り、苦い心臓の薬が追加された チュールに入れてもダメ、投薬用の丸いおやつに入れてもダメ、市販の試せるおやつ全て試してもダメ、口を開けて入れると私の見えないとこに吐き出す