昔話:3 バブル全盛期にカメラマンになっても仕事ってナカナカ動かない。そんな時沢山の人達の尽力で取り掛かった仕事が通販。一件受けて予算300、カット数200〜300。なんでも撮る。ベットからアクセサリー、食器に家電。コレが自信になったし短時間で決めるクセが付いた。今でもこの時の経験が自分のスタジオ写真の基本になってると思う。コウシヨウ！を最短で形にする感覚。4×5をハーフで撮ってました。袋詰したポジを納品して、お客さんとご飯食べて。そんな和やかな時代。徐々に仕事が大きく広くなって、所詮生意気なだけの若者は数々の事故を起こしました。そんな時も上司が丁寧にフォローしてた。本当に手の掛かる小僧でした。やがてマルチ広告の仕事もし始めてカメラも4×5から8×10に。シュナイダーの165mmが大好きでした（35カメラの21〜24mm位）。昔から短いレンズが好きでした。8×10のフレームの中で絵を描く感じ。コレはもう自分の時間そのもの。4×5プレスカメラで手持ちで撮影してみたり。8×10に120mm付けてミニスカポリス撮ってみたり。経済が動いてるってとても自由に色んなチャレンジができるって事でした。