2025-03-19 13:01
15年以上前に八ヶ岳の陶芸教室に通っていた。
私の師は歳下だったけど、日々森の中で自身の作品に向き合っていた。そして彼の作品は本当に素晴らしかった。
煩悩の塊だった当時の私には理解できない世界だったけど、彼を尊敬していた。
あれから月日が経って、器屋をオープン。
理由の一つは彼の持つ才能を世に知ってもらいたいと思ったから。
オープンから半年経った今月。彼がずっと取り組んでいた作品を4点販売することが出来た。その作品は取り組んだ月日やその技術から決して高くはないが、誰もが手が出せる金額ではない。
客観的には小さなことかもしれないけど、私にはすごく嬉しい出来事だった。
少しずつ誰かの役に立てることを目標に頑張ろうと思った。
創業日記