日本気象庁は、伊豆諸島付近で発達を続ける低気圧が東に接近し、北日本から西日本の広い範囲で風が強まっていると発表しました。また、上空に寒気が流れ込んでいる影響で、関東甲信や中国地方の山沿いを中心に雪が強まっています。 低気圧はさらに発達しながら東へ移動する見込みで、19日には西日本から北日本の広い範囲で、雨や雪を伴う非常に強い風が吹くと予想されています。 各地の山沿いでは、20日朝までの24時間に降る最大の降雪量は、東北および東海地方で30センチ、関東甲信および北陸地方で25センチ、近畿・中国・九州北部地方で15センチ、関東南部の平野部で3センチ、東京都23区で1センチと見込まれています。 日本気象庁は、暴風や暴風雪に警戒し、大雪による交通への影響にも注意するよう呼びかけています。 また、西日本や東日本では大気の状態が非常に不安定となるため、雷や竜巻などの突風、急な激しい雨、ひょうにも十分注意が必要です。積乱雲が近づく兆しがあれば、頑丈な建物内に避難するなど、安全を確保するための適切な措置をとってください。