2025-03-20 04:58
私には忘れられない黒歴史がある。
私が世間知らずな18才だったころ、とんでもない男と付き合っていた。
何度も別れたいと思ったけれど、全然別れられなくて、ズブズブと暗い沼の中に沈んでいた。
そんなある日、その彼が事件を起こした。
警察にお世話になることはなかったが、私の両親は怒りに怒り、すぐに別れるように私に言った。
頭では理解し心は既に彼には無かったけれど身体はどっぷりハマっていて、
どうしても別れられず、
親の目を盗んではコソコソ会っていた。
そんなある日、彼をこっそり家に招いている所に、父が帰って来た。
私の父は空手有段の武闘家で、身長は182cm、身体はとんでもなくがっしりしていて、指はゴツゴツとしていて腕なんて丸太みたいな人だ。
そんな父が、仕事の途中で何かを察したのだろう。
ガラガラと玄関のドアが開く音がした瞬間
熊のごとく私たちの前に表れて
「何しとんじゃー!!」と
彼の首ねこっこを掴むと、彼は、まるで猫みたいに、いや猫に失礼、みじんこみたいに外に放りだされた。↓