2024-08-22 22:57
父は普段は特に何も言ってこなかったけど、と言うより私のことまで気にしてられないって感じで
ふとリビングに行くと、子どもが産まれたのを機にやめたはずのタバコを燻らしながらお酒を飲んで、集中できずにウロウロする私に「勉強しろ!」と怒鳴ったりした。
今考えるとこれは八つ当たり。仕方ない父も可哀想だった。
タバコを、しかも家の中で喫うシーンは衝撃的で白い煙の中の父の姿は忘れられない。
結果、私は志望の国公立に落ちた。後期はもはや行きたくもない地方の大学だったのでやる気もなかった。
父は国公立に行ってほしかったはずだけど、私は若気の至りで都会大阪に出たかったので私立に切り替えて勉強した。
本命の私立受験の日は前日から雪が降りそうだったので父が受験場近くのホテルを取ってくれ、偶然予備校の近くだったので前日から1人で向かった。
初めて1人でホテルに泊まって、ご飯も1人で食べに行ったこともなかったのでその日はコンビニで穴子ご飯を買って冷たいまま食べた。穴子の骨の食感が今でもリアルに舌に残っている。
そこそこ大きいホテルだったような気がするけど、お風呂に入ろうと思ったら
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