2024-07-20 08:20
中学生の時に父方の祖父が亡くなった時のお話。
父は8人兄弟の7番目。そりゃあ〜もう甘やかされて育ったらしい。そんな息子の子供である私を祖父は外孫にも関わらず『陽子は孫の中で1番可愛い』と可愛がってくれた。お出掛けの時はピシッとスーツを着て帽子を被るお洒落な人だった。
祖父の訃報の電話があり家から走れば5分もかからない距離なので聞いた瞬間に家を飛び出した。中学になると部活が始まりすっかり疎遠になっていた。
色んな後悔で喉が詰まりながら涙堪えて祖父の家へ向かって走る。
玄関の脇の右手の部屋がじーちゃんの部屋だ。
部屋に入るとじーちゃんの足元に既に到着していた伯母2人が並んで座ってた。
マッカーサーが来る前祖父は地元の大地主だったらしいが伯母達を見たら本当かもと思う。
小さな頃は「ねえや」がそれぞれ付いてたらしい伯母達。学校に行く時は送り迎えをねえやがして日常のお世話もしてくれてたらしい。
そのせいか2人の伯母はとぉ〜ってものんびり柔らかい人達なのだ。
かなり久しぶりに会ったのだろう。お互いの手を握りしめてキャッキャと笑い合いながら楽しそうに話してる。
続く↓