2025-01-25 09:51
10年以上前『衰退する中心市街地商店街に賑わいを取り戻すため、大学生など若者のアイデアを聞いてみよう』というイベントを見物に出かけました。商店主数名と学生達が対話するのを、観客が見物します。
◇学生達のアイデアを発表を聞いていた老舗の3代目商店主さんが手を挙げました。『 私はこのイベントの主旨を理解しないまま、"商店街のためになるから"と言われて参加しました。今日は「知恵に富んだ大学生の皆さんが、瀕死の商店を助けてやろう」という主旨の会なのですか。「いつ見ても客がいなくて可哀そう」と憐れまれているのかな。··ところで、みなさんの預金口座には、何千万円か入っていますか?
◇このあたりの老舗の商店主の預金口座に、2億3億の現金があったり、賑わっている郊外の商業地の土地をあちこち所有して賃貸ししていることは、普通です。つまり商店街での商売に身が入ってないように見えるのは、暮らしに困っていないから。時代が変われば、稼ぎ方を店舗から他へと変えることもありますよ。というわけで、イベントのコンセプトから見直された方がよいかも』
品のない発言に会場はシラけたけど、考えさせられる話でもありました。