昨日は旦那と実家に帰りみんなで夕飯を囲んだ。 　 女ばかりの我が家。 キッチンで食事の準備をしている間 リビングで父親と旦那はお酒を呑みながら 話をしていた。 　 父親の声はいつもより高らかにそして無邪気で 経営者でも父親でもない わたしが知らない声だった。 　 “はぁー楽しかった” 父親はいつも楽しかった時は言葉に出す。 その言葉はカラフルで空間を色鮮やかなものにさせる。 　 家族が新しくカタチ作られている。 　 直感だけど なんとなくそう思った。 　 　 実家を出ると空が澄んでいて夜の匂いがした。 懐かしい匂い。 冬と春が混じる束の間の匂い。 　 昨日の夜の匂いはなんだか格別に良い匂いだった。